小麦胚芽パンの魅力

人の体は、その人が食べたものでできている。
だとしたら、明日をよりすこやかに、快適に過ごすために、体にいい食べものを選びたい。
もちろん、おいしいことが第一条件だ。
たとえば小麦胚芽パン。
食パンやバゲットに、小麦胚芽が入ったものを選んでみたらどうだろう。

香ばしい、おいしいだけではない
今、小麦胚芽を選択する5つの理由。

小麦胚芽を、一般的な小麦粉(小麦の胚乳部分)と比べると

細胞の老化を防止し、美肌にもよいとされるビタミンEが、約94倍

疲労を回復するビタミンB2が約18倍

便秘を予防し、血糖値を上がりにくくする食物繊維が約5倍

細胞や血圧を正常に保つカリウムが約12倍

貧血を予防する鉄分が約10倍

※ 参考文献:日本食品標準成分表2015(七訂)

小麦胚芽はふすま(外皮)とともに、製粉前に取り除かれてしまう部分だけれども、そんなに栄養豊富な部分を使わない手はない。
パンに入っていれば、毎日少しずつ、摂取することができる。
でも、小麦胚芽を入れることで、パン生地は膨らみにくくなり、目が詰まって硬く、ボソボソと乾燥した食感になりがちだ。
健康によくても、おいしくなかったら継続はできない。
小麦胚芽パンをおいしくするには、素材の厳選と高度な職人技術が不可欠なのだ。

シニフィアン シニフィエの新作
シェフ 志賀勝栄による2つの新しい小麦胚芽パン。

2019年秋、シニフィアンシニフィエは新作「小麦胚芽のバゲット」と「小麦胚芽ミニ食パン」を発表した。
いずれも小麦粉100%に対し、小麦胚芽を30%使用しているが、バゲットの断面には美しく開いた気泡が見られ、生地にはもっちりとした食感と旨味があって、少し温めるとクラストがカリッと香ばしくなる。
食パンはしっとりとして口あたりがよく、ほのかな甘味が優しい。サンドイッチにもトーストにも向いている。

それはなぜ?
シニフィアン シニフィエの小麦胚芽パンのおいしさの秘密

●厳選されたロースト小麦胚芽

これらのパンに使われている小麦胚芽は、香ばしくローストされている。5種類ほどをテイスティングして、最も美味しかったものが選ばれている。

●たっぷりの水

小麦胚芽パンにありがちなパサつきがなく、しっとりと焼きあがっているのは、シニフィアン シニフィエならではの、限界ぎりぎりまでの水分の配合によるもの。バゲットには小麦粉100%に対し115.5%、食パンには131.5%の水が加えられている。

●長時間発酵

低温で15時間から18時間というシニフィアン シニフィエの基本的な発酵時間により、小麦の旨味をじんわりと引き出している。